昭和34年、今から50年ちょっと前に創業した頃、僕は4歳だった。
その頃、材木と言うのは大工さんが、ドリルとか、ノミで刻んで、それで家を建てていた。
そういう時代がずっと、自分の身近にあった。

だから、自分は将来材木屋になるもんだというのが、小さいときからインプットされていた。
途中いくつか回り道はあったけれども、今は材木屋をやっている。

その頃(創業当時)、大工さんというと、すごい技術を持ってる集団だった。
大工さんの技術というのは日本の伝統の中ですごいものがある。
例えば法隆寺。
今から1400年ぐらい前に建てられた、聖徳太子が建てた建物。
ああいうものがいまだに残ってるということは、日本の技術のすごさ、すばらしさを物語っている。
だから、千何百年という建物がいまだに日本にこれだけ残っているっていうことは、世界から見たらすごい驚きだと思う。
そういう木造住宅を、技術を残しながら機械力で加工し、家を造るというのが今のプレカットの加工。
そういうものを残していきたい、そういうのに携わっていきたいというのが、僕の、本質的に持っているものだと思う。